ショーケース
- 日程:
- 10月29日(火)ー11月3日(日・祝)
- 会場:
- ホールB5/ロビーギャラリー
ロビーギャラリーでは国内外のアーティストの作品の展示やワークショップのほか、映画の上映やトークイベント、落語会など、「文化と居場所」を表現する多彩なプログラムを展開。
11月1日には開会式に続いてホールB5でオープニングパフォーマンスも開催。
《まばたきの葉》2003
Courtesy of SPIRAL/Wacoal Art Center
写真クレジット © Katsuhiro Ichikawa
オープニングパフォーマンス
- 日時:11月1日(金)10:30-11:00(10:00-10:30は開会式)
- 会場:ホールB5
感性溢れる異才ピアニストとして注目される紀平凱成。東京2020パラリンピックの開会式楽曲演奏や映画音楽の作曲などの活躍でも知られるその独創的な音色と巧みな演奏で国際会議のオープニングを飾る。
- 出演者
- 紀平 凱成
-
- ピアニスト
- 作曲家
- ©Yuji Ueno
-
紀平 凱成を詳しく知る
ロビーギャラリー
フロアマップ
-
08~13ショーケース:作品展示
-
14~15ショーケース:上映・トーク
-
16~18ショーケース:機器展示・体験
-
19~20ネットワーキング
-
01~07コミュニケーションラボ
ショーケース:作品展示
08長谷川 さち(彫刻家)
- 石の彫刻作品
触れるからこそわかる、その作品の手触りや大きさ、温度や重み。見ることと触ることでは受け取り方に違いはあるのか。彫刻作品を視覚だけでなく触覚でも体験する。
展示作品《rope》ほか
09-1鈴木 康広(アーティスト)
- 造形作品
日常の見慣れた事象に新鮮な切り口を与える作品によって世界の見方を問いかけるアーティストの鈴木康広。作品《まばたきの葉》は、葉に描かれた眼がくるくると回転して舞い降りてくる。目の前に降り注ぐまばたきの瞬間は、見る行為のなかに見ていない時があることに気づかされ、世界の捉え方のあやうさに出会う。
展示作品《まばたきの葉》《足元の展望台》ほか
10伊勢 克也(アーティスト)
- 編み物作品
2017年よりTURNプログラムで通う福祉施設「西荻ふれあいの家」で、編み物などの活動を通し利用者の高齢者たちと共に制作した編み物作品を展示。等身大の人型の作品は、編み目を間違えるといった逸脱さえも表現と受け止めて作品化していくアーティストと高齢者たちの交流の記録でもある。
展示名≪Freestyle knitting Macaroni / Body.≫
11「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」を知る
- パネル展示
東京都と東京都歴史文化財団が取り組む「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」のプロジェクトのあゆみと展望を示す。
12カルメン・パパリア×
ココテープ
- 写真・映像作品
カルメン・パパリア(アーティスト)の日本滞在において、視覚障害者の歩行をガイドするプロダクト「ココテープ」を使用した生活の記録と日本とカナダのアクセシビリティの考え方の違いを語る。またノンビジュアルアーティストとしての想いも明らかにする。
写真:加藤甫(写真家)、映像:森内康博(映像作家/らくだスタジオ)
協力:PLAYWORKS、トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)レジデンシー
13アクセシビリティの取組
- 写真作品
東京都立文化施設が全館横断的に推進するアクセシビリティ向上の取組イメージを写真作品で紹介。イメージ写真の舞台は、情報保障機器を用いた東京文化会館のバックステージツアー、東京芸術劇場の盲導犬と楽しむコンサート、東京都庭園美術館の赤ちゃんと一緒に鑑賞できる「フラットデー」。これら以外の施設も含め、どのような状況でも、すべての人が芸術文化に触れることができる環境づくりに取り組んでいる。
撮影:池田 晶紀(写真家)
ショーケース:
上映・トーク
09-2鈴木康広ワークショップ「好きと嫌いの詩」
- ワークショップ
「あなたの好きなものはなんですか?あなたの嫌いなものはなんですか?」という問いから始まるワークショップ。会場に集まった参加者の言葉を並べて詩をつくってみよう。つくった詩を壁に貼り、作品をみんなでつくっていく。誰かの好きは私の嫌いかもしれないし、その逆もあるだろう。好きと嫌いが入れ替わる、どちらの想いで書いたのか判断に揺れながら、意味や価値が入れ替わる世界を体験する。
※アーティストと一緒に、対話をしながらみんなで「好きと嫌いの詩」を作るワークショップを開催。要申込(10月1日17:00から募集開始)。
日時:10月29日(火)、10月30日(水) 各回13:30~16:30
会場:会議室G505 対象年齢:15歳以上 定員:各回15名
14「TURN LAND」って何?福祉施設×アートプロジェクト
- レポート
10月29日(火)13:00~14:30
福祉施設や社会的支援を行う団体がアーティストと共にアートプロジェクトを実践する「TURN LANDプログラム」。東京都・アーツカウンシル東京と共に運営を担う一般社団法人谷中のおかってが、実践現場での出来事を紹介しながらアートが福祉施設に起こす変化について話す。アートプロジェクト事務局としての運営方法の工夫や情報保障の考え方なども紹介する。
レポート:富塚恵美(TURN LANDプロジェクト ディレクター)
- 立ち見可
14ウェブアクセシビリティ向上の取組
- レポート
10月29日(火)15:00~16:30
文化施設や芸術団体には、ウェブ閲覧時のアクセシビリティ向上が求められている。ウェブアクセシビリティ向上の取組のプロセスなどについて紹介し、今後求められるウェブ制作のあり方について実践体験からレポートする。
レポート:萩原俊矢、アーツカウンシル東京 佐藤李青、櫻井俊介
- 手話通訳つき
- 立ち見可
14ドキュメンタリー「Homescape Dialogue」上映・トーク
- 上映・トーク
10月30日(水)15:00〜16:45
海外にルーツをもち日本で社会生活を送る人たちの「Home」を探るドキュメンタリー。さまざまなきっかけで母国を離れ、日本で暮らす3人への「Home」とは何かを問うインタビューをドキュメンタリーとしてまとめた意欲作品。上映後、監督がゲストに芹沢高志(P3 art and environment)、嘉原妙を迎え鼎談する。
監督 坂本裕司
- 手話通訳つき
- 立ち見可
14ドキュメンタリー「うたうかなた」上映・トーク
- 上映・トーク
11月1日(金)13:00~15:00
「はじめてここに来たとき、誰が障害のある人なのか、職員なのかわからなかった。」と、とりまく人々は笑いながら言う。群馬県前橋市にある障害福祉サービス作業所「麦わら屋」の日常を、人と世界と映像の関係を模索する監督が追ったドキュメンタリー映画。上映後、監督と桑山知之(ヘラルボニー/クリエイティブディレクター)によるトークを行う。
監督 松井至
(15麦わら屋with Conova では、麦わら屋とライブ映像でつながる企画を実施)
- 手話通訳つき
- 立ち見可
14アクセシビリティの海外事情
- レクチャー
11月1日(金)15:30~16:45
同フロアで開催中01「私の世界、あなたの世界」の制作チームとそのオブザーバーのリンダ・ロッコが、ヨーロッパを中心としたアクセシビリティの海外事情をレポートする。今回の展示にまつわるエピソードも紹介する。
登壇:リンダ・ロッコ他
- 立ち見可
- 日英通訳つき
14春風亭 昇吉 落語会
- 落語
11月1日(金)12:00~13:00
11月2日(土)11:00~12:00 (手話通訳つき)
11月3日(日・祝)11:00~12:00 (手話通訳つき)
視覚に障害がある人でも楽しめる絵本の制作や、落語ユニバーサルデザイン化推進協会の活動をする落語家による高座。都市に落語没入の場をデザインする「落語空間おちば」によって落語を楽しむ演出がなされる。
演目:芝浜
協力:ADD.LIVE Architects + 落語空間おちば
- 手話通訳つき
- 立ち見可
15麦わら屋 with Conova
- ライブ映像
前橋市の福祉事業所「麦わら屋」と東京国際フォーラムロビーギャラリーに空間接続プロダクト「Conova」を設置。離れた2つの空間をつなぎ「麦わら屋」利用者のアート制作や近隣の人たちとの交流の様子を紹介する。
協力:ヤギの目・東京藝術大学、スノーピークビジネスソリューションズ
ショーケース:
機器展示・体験
16QDレーザ
- 機器展示・体験
視力に影響されない網膜投影を手軽に利用できる手持ち型の視覚支援デバイスとして、あらゆるものの「見えにくさ」をなくし、日常をより良いものにすることを目指す網膜投影型拡大読書器「RETISSA ON HAND」を体験。
協力:株式会社QDレーザ
17FILLTUNE
- 機器展示・体験
感音性難聴に効果が実証された唯一の聴覚サポート機器であり、聴こえをサポートする、フルワイヤレス聴覚サポートデバイス「FILLTUNE CLEAR」を体験。
協力:FILLTUNE株式会社
18WHILL
- 機器体験
大都市近郊においても買い物などの日々の移動に不便や苦労を感じる高齢者の増加が将来的に見込まれるなか、誰もが快適で住みやすい社会の実現を目指し開発された、免許不要で歩道を走れる近距離モビリティ「WHILL」を紹介。
協力:WHILL株式会社